2026/02/25 21:48
私が抽象画を描き始めたきっかけは、ちまたに溢れる素敵なAI画像です。
きれいな生成AIのイラストや写真を目にする機会が増え、講演や講義のスライドでも生成AIが大活躍するようになっていました。でも、自分でプロンプトを調整しても、なかなか「これだ!」という満足のいく作品が生まれず、モヤモヤがたまることが少なくありませんでした。そんなある日、「それなら自分で絵の具を使って描いてみよう!」と思い立ち、その日のうちにAmazonでアクリル絵の具セットとキャンバスをポチり、届くのを心待ちにしていました。
2028年に大会長を務める日本循環器病予防学会のポスター挿絵を、自分で描けたら素敵だな……なんて、夢のようなことを想像しつつ、さらに妄想は止まりません。絵を描いた経験がほとんどなかった私にとって、これはまさに新たな挑戦であり、遠足の前日のように、なかなか寝付けないくらいわくわくする気持ちが高まっていました。
絵の具が届いた夜、さっそく描き始めました。色が混ざり合う様子、予想外に美しい色が生まれる瞬間、適当に引いた線が突然生き生きと存在感を放つ瞬間――こどもの頃に感じた純粋なワクワクが一気に蘇ってきました。あの夜から、深夜になると猫たちが入ってこないよう書斎のドアをしっかり閉め、寒い部屋に暖房もつけず、ただひたすら絵と向き合う時間が始まりました。
描きためた作品をオンライン・ギャラリーに並べたり、複数の抽象画を順番に紹介するショート動画を作ったりして、SNSにアップするようになりました。すると、予想以上に多くの方に見ていただけるようになり、Go Red Japan のPRにもつなげられそうなことに気づきました。
ちょうどその頃、「Go Red for Women Japan 健康セミナー 2026 in 東京」の参加登録数が伸び悩んでいました。新規の新聞折込チラシ、PR TIMES配信、公式SNSでの連日発信など、あの手この手で頑張っていたのですが、なかなか効果が出ません。理由は明白でした。発信者である私のフォロワーは、どうしても業界内の限られた範囲に留まっていたからです。
そこで、オンラインギャラリー専用アカウントと実名アカウント、学会公式アカウントをクロスポストしながら、抽象画のショート動画を定期的にアップするスタイルにシフト。一番閲覧数が伸びる曜日・時間帯を分析しつつ、Go Red for Women Japan の広報も織り交ぜていくと、急に数字が跳ね上がりました。
こうして生まれたのがオンライン・ギャラリー「Etoupe Abstracts」です。
アカウント名の由来ですが、「Abstracts」は抽象画(Abstraction)を表す言葉としてすぐに決まりました。もう一つ、自分の大好きな色を入れたいと思い、浮かんだのが「Etoupe」。グレーとベージュの間のような、柔らかく上品なニュアンスカラーです。
ずいぶん前の、自分を少しでも大きく見せたいと背伸びするのに必死だった頃、エルメスのバッグに夢中だった時期があり、特にこのEtoupe色がお気に入りでした。お財布やハンドバッグやポシェットをおそろいの色でそろえて大満足だったのですが、あるときふと気づいたのです――素敵なEtoupe色のアイテムが、他のお店にもたくさん並んでいることに。それ以来、この色を見つけるとつい手が伸びてしまう、私にとって特別な色になりました。
そんなことを思い出しながら、オンライン・ギャラリーの名前を「Etoupe Abstracts」に決めました。
深夜に描く抽象画シリーズには、作品ごとに通し番号をつけています。気づけば150枚を超えていました。最近は、絵を描くのが楽しくて仕方なく、週末の夜更かしできそうな日が待ち遠しくてなりません。
創作を続けて改めて実感したのは、残念ながら私には細密画や写実的な描写に向いた器用さがないということです。実在のモデルや写真を忠実に再現するのは苦手。でも、その日の感情や気分に素直に従い、色と対話しながら、偶然が生み出す一期一会の形や色合いを受け入れ、ときにその奇跡に感動しながら描いていく――今のこのスタイルが、とても心地よくて大好きです。
Etoupe Abstractsは、私にとっての小さなご褒美であり、仕事の延長でもあり、そして何より、自分自身と向き合う大切な時間になりました。これからも、ゆっくりと、でも確実に描き続けていきたいと思っています。
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Crimson Maroon Swirl (170) 白木 額装 https://www.artgene.net/detail.php?WID=66725
